コンビの刻印の種類や意味について種類別に細かく解説いたします！

コンビとは？

コンビとは、2つ以上の異なる金属が組み合わさったデザインの事です。

金とプラチナ・シルバーなどの様々な貴金属の組み合わせがあり、

多種多様なものとなっております。

別名、コンビネーションジュエリーとも言われております。

コンビの刻印の法則性

コンビジュエリーの刻印にも実は法則性があるものも存在致します。

JJA(一般社団法人日本ジュエリー協会)に加入した加盟店のコンビは刻印の配置や法則が決まっております。

あくまでこちらの法則性はJJAが定めた法則になる為すべてのジュエリーに当てはまる訳ではないのでご注意下さい。

それぞれの素材に刻印できる場合

プラチナの場所にはプラチナの刻印、金の場所には金の刻印、というようにそれぞれの素材の場所に刻印が入っています。

【例】
750とPt900の製品であれば金の部位に750の刻印、プラチナの部位にPt900の刻印となる。

素材ごとに刻印が不可能な場合

素材ごとに刻印が出来ない場合は、片方の素材に両方の刻印を入れても良くなりますが、

／や・などで分かりやすく区切る。

【例】
Pt900とK18のコンビで金部分には刻印できない場合でプラチナ部分に両方表記する場合は、「Pt900・K18」と表記する。

金とプラチナのコンビ製品の刻印と意味

「K24　Pt1000」刻印のコンビ製品の意味

「K24　Pt1000」刻印は純金(K24)と純プラチナ(Pt1000)を組み合わせた物の刻印となります。

純金と純プラチナを組み合わせているので非常に柔らかくしなやかな点が特徴です。

リングやネックレスなど様々な用途で使用されています。

「Pt　G1000」刻印のコンビ製品の意味

（画像はブランドショップ武市さんの楽天ページから引用させていただきました。）

「Pt　G1000」刻印は「K24　Pt1000」と同様で純金と純プラチナを組み合わせた物の刻印となります。

「純金 Pt1000」刻印のコンビ製品の意味

（画像はBUYSELa JAPANさんの来店買取のページから引用させていただきました。）

「純金 Pt1000」刻印は「K24　Pt1000」と同様で純金と純プラチナを組み合わせた物の刻印となります。

「K24　Pt999」刻印のコンビ製品の意味

（画像はジュエリーウォーク心斎橋のショップページから引用させていただきました。）

「K24 Pt999」刻印は「K24　Pt1000」と同様で純金と純プラチナを組み合わせた物の刻印となります。

「K24　純Pt」刻印のコンビ製品の意味

（画像はジュエリーウォーク心斎橋さんのアマゾンページから引用させていただきました。）

「K24 純Pt」刻印は「K24　Pt1000」と同様で純金と純プラチナを組み合わせた物の刻印となります。

「Au1000　Pt1000」刻印のコンビ製品の意味

（画像は金山の買取り専門店さてい屋さんのブログから引用させていただきました。）

「純金 Pt1000」刻印は「K24　Pt1000」と同様で純金と純プラチナを組み合わせた物の刻印となります。

「K22　Pt900」刻印のコンビ製品の意味

「K22　Pt900」はK22(22金)とPt900(プラチナ900)を組み合わせたコンビになります。

金の部分の純度は91.6%でプラチナの部分の純度は90％になります。

「K24　Pt1000」のコンビと比べても割金が多い事でやや強度が高くなっております。

「K24　Pt1000」と同様で主にリングやネックレスで使用されています。

「916(K22)　Pt」刻印のコンビ製品の意味

（画像はブランドリユースショップエコスタイルさんのヤフーショッピングページから引用させていただきました。）

「916(K22)　Pt」はK22(22金)とPt(プラチナ)を組み合わせたコンビになります。

金の部分の純度は91.6%です。プラチナの部分の純度はPtのみの刻印である為85％相当の純度になりますが保証はされておりません。

主にジュエリーブランドであるMALCOLM BETTS(マルコムベッツ)の製品で見られるコンビの組み合わせとなります。

主にリングやブレスレットに使用されております。

「K18　Pt1000」刻印のコンビ製品の意味

（画像はゴールドエコヤフー店さんのヤフーショッピングページから引用させていただきました。）

「K18　Pt1000」はK18(18金)とPt1000(プラチナ1000)を組み合わせたコンビになります。

金の部分の純度は75%でプラチナの部分の純度は約100％になります。

K18とプラチナのコンビの中では1番コストがかかるお品物で高級感があります。

主にリングに使用される組み合わせとなります。

「750(K18)　Pt950」刻印のコンビ製品の意味

（画像はKURAYAさんのショッピングページから引用させていただきました。）

「750　Pt950」はK18(18金)とPt950(プラチナ950)を組み合わせたコンビになります。

金の部分の純度は75%でプラチナの部分の純度は95％になります。

18金部分にはピンクゴールドやイエローゴールド等様々なカラーゴールドが使用される為組み合わせも豊富なものとなります。

Pt900のコンビよりも純度が高い分生産コストがやや高くなるため18金のコンビの中でもPt1000のコンビに次いで高級なお品物となります。

主にリングやネックレスなどジュエリーで使用されています。

「K18　Pt900」刻印のコンビ製品の意味

「K18　Pt900」はK18(18金)とPt900(プラチナ900)を組み合わせたコンビになります。

金の部分の純度は75%でプラチナの部分の純度は90％になります。

「750　Pt950」同様、18金部分にはピンクゴールドやイエローゴールド等様々なカラーゴールドが使用される為、組み合わせも豊富にあります。

主にリングやネックレスなどジュエリーで使用されています。

「K18　Pt850」刻印のコンビ製品の意味

「K18　Pt850」はK18(18金)とPt850(プラチナ850)を組み合わせたコンビになります。

中にはPt850の部分がPtとだけ刻印されたお品物もございますが純度はほとんど一緒になります。

金の部分の純度は75%でプラチナの部分の純度は85％になります。

「750　Pt950」同様、18金部分にはピンクゴールドやイエローゴールド等様々なカラーゴールドが使用される為組み合わせも豊富なものとなります。

主にリングやネックレスなどジュエリーで使用されています。

「K10　Pt900」刻印のコンビ製品の意味

（画像はジュエリーウォーク心斎橋さんのショップページから引用させていただきました。）

「K10　Pt900」はK10(10金)とPt900(プラチナ900)を組み合わせたコンビになります。

金の部分の純度は約42%でプラチナの部分の純度は85％になります。

K10を組み合わせることでコストを抑える事ができる事、変形しにくく固い性質がある事が特徴です。

主にリングやピアス、ネックレスなどのジュエリーで使用されています。

金と金のコンビ製品の刻印と意味

「K18　K18WG」刻印のコンビ製品の意味

「K18　K18WG」はK18(18金)とK18WG(18金ホワイトゴールド)を組み合わせたコンビになります。

金色と銀色の組み合わせで一見プラチナと金のコンビと類似しておりますが全て18金で出来ている事が特徴です。

買取の際にはK18WGが使用されている事から通常の18金よりもやや高く評価される事があります。

主にネックレスやリングなどのジュエリーで使用されています。

「750」「K18」刻印のみのコンビ製品の意味

K18とK18WGなど18金同士のコンビカラーの場合には750やK18の刻印だけのものも存在します。

WGやPGの刻印がなくとも見た目の印象でカラーゴールドとのコンビであることが判断できるお品物になる為、

750やK18の刻印のみで構成されております。

中にはK18YGにロジウムメッキを施しただけのコンビカラーも存在する為、

買取の際にはWGとYGのコンビ価格ではなく、K18の価格として評価されることが多くなります。

「K18　K14」刻印のコンビ製品の意味

「K18　K14」はK18(18金)とK14(14金)を組み合わせたコンビになります。

「750」「K18」刻印のみのコンビ製品と同様でWGとのコンビでも見た目のカラーで判断できることから

基本的にK18YGと14金の他の色を組み合わせたものとなりますが、

見た目のカラーで判断できるものとなるためWGやPGの刻印はありません。

「K18　K14WG」刻印のコンビ製品の意味

「K18　K14WG」はK18(18金)とK14WG(14金ホワイトゴールド)を組み合わせたコンビになります。

イエローゴールド部分の純度は75％でホワイトゴールド部分の純度は58.5%なります。

18金だけでなく14金を使用する事で生産コストをやや抑えることができます。

主にリングやイヤリングなどの小物で使用されています。

「K18　K10」刻印のコンビ製品の意味

「K18　K10」はK18(18金)とK10(10金)を組み合わせたコンビになります。

「K18　K10」の組み合わせではイエローゴールドとホワイトゴールドの組み合わせだけでなく、

イエローゴールド同士のコンビも存在します。

主にピアスなどの小物で使用されています。

「K14　K14WG」刻印のコンビ製品の意味

（画像はorientさんのショップページから引用させていただきました。）

「K14　K14WG」はK14(14金)とK14WG(14金ホワイトゴールド)を組み合わせたコンビになります。

「K18　K18WG」のコンビと比べてもYG部分の色味が落ち着いた色味となり、割金が多いため強度が高いのが特徴です。

主にイヤリングで使用されております。

「K14」「585」 刻印のみのコンビ製品の意味

K14とK14WGなど14金同士のコンビカラーの場合にはK14や585の刻印だけのものも存在します。

WGやPGの刻印がなくとも見た目の印象でカラーゴールドとのコンビであることが判断できるお品物になる為、

K14や585の刻印のみで構成されております。

中にはK14YGにロジウムメッキを施しただけのコンビカラーも存在する為、

買取の際にはWGとYGのコンビ価格ではなく、K14の価格として評価されることが多くなります。

「K14　K10」刻印のコンビ製品の意味

「K14　K10」はK14(14金)とK10(10金)を組み合わせたコンビになります。

主にピアスなど小物のジュエリーで使用されていますが

本体は10金で構成され、14金はポスト部分のみの使用となるケースがほとんどです。

「K10」刻印のコンビ製品の意味

「K10」のみの刻印の場合でもコンビが存在します。

K10刻印のコンビでは、10金のホワイトゴールドやピンクゴールド、イエローゴールドなどで構成されております。

主にリングピアスなどの小物で使用されております。

金とシルバーのコンビ製品の刻印と意味

「916(K22)　925」刻印のコンビ製品の意味

（画像はブランドリユースショップエコスタイルさんのヤフーショッピングページから引用させていただきました。）

「916　925」はK22(22金)とSV925(シルバー925)を組み合わせたコンビになります。

金の部分の純度は91.6%でシルバーの部分は92.5%の純度になります。

2023年11月現在、主にジュエリーブランドであるMALCOLM BETTS(マルコムベッツ)の製品で見られるコンビの組み合わせとなります。

マルコムベッツの製品は英国性の為の英国のホールマークも一緒に刻印されているケースがございます。

主にリングやブレスレットに使用されております。

「750(K18)　925」刻印のコンビ製品の意味

（画像はKURAYAさんのショッピングページから引用させていただきました。）

「750　925」の刻印はK18(18金)とSV925(シルバー925)を組み合わせたコンビになります。

金の部分の純度は75%でシルバーの部分は92.5%の純度になります。

ほとんどのアイテムがメインとしてSV925を使用しそのアクセントとしてK18を使用したデザインとなります。

主にリングやネックレスなどのアクセサリーに使用されています。

「K14　925」刻印のコンビ製品の意味

（画像は銀座パリス Yahoo!ショッピング店さんのヤフーショッピングページから引用させていただきました。）

「K14　925」の刻印はK14(14金)とSV925(シルバー925)を組み合わせたコンビになります。

金の部分の純度は58.5%でシルバーの部分は92.5%の純度になります。

「750　925」と同様でほとんどのアイテムがメインとしてSV925を使用しそのアクセントとしてK14を使用したデザインとなります。

主にリングやピアスなどの小物で使用されております。

「K10　925」刻印のコンビ製品の意味

「K10　925」の刻印はK14(14金)とSV925(シルバー925)を組み合わせたコンビになります。

金の部分の純度は約42%でシルバーの部分は92.5%の純度になります。

「750　925」などではあまり見られなかったシルバー925とK10が半々程度使用されたものも存在します。

主にリングやピアスなどの小物で使用されております。

金とステンレスのコンビ製品の刻印と意味

「K18　SUS」刻印のコンビ製品の意味

（画像はネットジャパンさんの金・プラチナ・銀　業界最高水準の買取査定極意ページから引用させていただきました。）

「K18　SUS」の刻印はK18(18金)とSUS(ステンレス)のコンビの刻印となります。

SUSなど非貴金属の刻印は認知されていないケースも多く誤って金のみと判断しやすい刻印となりますので注意が必要となります。

その他のコンビ製品の刻印と意味

「ti　K18」のコンビ製品の意味

「ti　K18」はチタンとK18(18金)のコンビになります。

2023年11月現在、結婚指輪・チタンリングの専門店である島田工房様が主にこのコンビを製作されております。

チタンをメインで使用することで、金属アレルギーの方でも使いやすい組み合わせとなっております。

主にリングで使用されております。

「ti　Pt900」のコンビ製品の意味

「ti　Pt900」はチタンとPt900(プラチナ900)のコンビになります。

「ti　K18」と同じく結婚指輪・チタンリングの専門店である島田工房様が主にこのコンビを製作されております。

チタンをメインで使用することで、金属アレルギーの方でも使いやすい組み合わせとなっております。

主にリングで使用されております。

「SV925　ti」のコンビ製品の意味

（画像はKURAYAさんのショッピングページから引用させていただきました。）

「SV925　ti」はSV925(シルバー925)とチタンのコンビになります。

主にティファニーの925ジュエリーで確認される刻印で銀のシルバーカラーとチタンのブラックカラーがマッチングしたデザインとなっております。

主にリングやペンダントトップで使用されております。

コンビの割合の意味や価格について

※価格は参考価格です。

金相場表を見た際にコンビの価格欄に上の表のようなPtメイン、Kメインなどの記載を見たことがあると思います。

実際にどのくらいの比率の際に使用されるかが分かりずらくなっておりますが、

●Ptメインではプラチナが9割、金が1割の割合で使用されている貴金属ジュエリーのｇ単価の目安となります。

●Kメインでは金が9割、プラチナが1割の割合で使用されている貴金属ジュエリーのg単価の目安となります。

●半々の場合はそのままですが、おおよそ金が5割、プラチナが5割使用されている貴金属ジュエリーのg単価の目安となります。

ご自身のコンビジュエリーの計算の際のご参考にいただけますと幸いでございます。

まとめ

コンビの種類や意味に関するページを最後まで見て頂きありがとうございます。

今回ご紹介させて頂いたようにコンビの刻印にも様々な種類や組み合わせがございます。

コンビの製品やアクセサリーは色味を使い分けることが出来るため、

自分に合ったアクセサリーを見つけることができます。

金色と銀色のコンビになりますと見た目だけではどの金属が使われているか判断がしづらいお品物も多数ございますので、

ご自身のコンビがどの組み合わせになるのかこのページを参考にしていただけますと幸いです。

ブランドハンズではコンビカラーのリングも金やプラチナ、シルバーの使用されているアイテムであればお買取りが出来ますので

ご売却の際は是非店頭にてご相談くださいませ。