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ブランド買取店では持ち込まれる商品が本物か偽物かを見分ける真贋を日々行っております。
社内の資料で学んだ知識や経験ももちろんありますが、それだけでは対応することができず、ネットに上がっている画像やネットショップの画像と比べたりすることも少なくありません。
その際にブランド品買取店の鑑定士が見ているポイントを詳しく紹介します。
RFIDタグが埋め込まれているブランド品はスマホのアプリで読み取ることができます。
ルイヴィトン、シャネル、ディオール、フェンディなどです。
これらのブランドの新しいモデルはRFIDを読み込むだけで本物のブランド品と判断することができます。
※RFIDタグは2020年以降に導入されているので商品が制作された時期によってRFIDタグが入っていないものもあるので、アプリで反応が無い場合でも偽物と判断しないようにしましょう。
また、RFIDタグが内臓されている商品でも反応しずらいこともあるので、反応しない場合でも偽物と決めつけないようにしましょう。
ロゴはどのブランドでも真贋を行う際に必ずチェックするポイントです。
偽物の半分くらいはロゴ部分で分かることが多いです。
しかし、S級と呼ばれる偽物はロゴでは見分けがつきにくいモノも多いので、ロゴだけで判断しないようにしましょう。
フォントが同じか確認します。
ブランドやその商品や素材によっては異なるように見えることもあるので、確認する際は同じ商品の同じ素材で確認するようにしましょう。
インクがはみ出し具合や光沢(塗料)を確認します。
ブランドによってはみ出していたりするものや個体差があるモデルもあるので、この部分だけで判断しないようにしましょう。
多くのブランドはロゴがプリントされているだけでなく、良く見るとロゴ部分にくぼみ(掘り)があることが多いです。
目で見るだけでなく触って確認します。
タグも必ず確認するポイントです。
スーパーコピーと呼ばれる質の高い偽物はタグはとても精巧に作られているので、タグだけで判断しないようにしましょう。
タグが真っ直ぐについていない場合は要注意です。
ロゴと同じくブランドの看板部分なので基本的にはまっ直ぐついております。
角の形状が丸かったり、角ばっていたりブランドによって様々です。
厚さも確認するようにしましょう。
ブランドの金具は精巧に作られており、スーパーコピーは荒いものが多く判別しやすいポイントです。
金具は特に細かく確認するべきポイントです。
ブランドによってメッキの塗り方に特徴があります。
ゆがみがあったり、均等に塗られていない場合は偽物の注意が必要です。
金具の処理もブランドによって特徴があります。
本物のブランドの多くは衣服や肌が引っかからないよう、細かい部分まで丁寧に処理されております。
ショルダーストラップの付け根等の形で細かく見ると角の形が違ったりしています。
メッキの厚さが違ったり、金具の色味も確認しましょう。
写真ではわかりずらいですが、ブランド買取店の鑑定士が確認するポイントです。
縫製も本物と偽物で特徴が出るポイントです。
画像で判別できるポイントでもあるので、各ブランドの特徴を覚えるようにしましょう。
縫製の間隔や方向が一緒か確認します。
粗悪な偽物は縫製を見ただけで直ぐに判別することができます。
縫製の糸の太さ真贋ポイントの一つです。
写真ではわかりづらいですが、縫製の太さで判別できるブランド品もあります。
外側の模様があるデザインのバッグや財布は縫製の数で見分けることができるブランドもあります。
ミシンで縫われている商品と手縫いされている商品でも特徴があります。
多くのブランドはシリアルナンバーや製造番号があります。
出回っている偽物もシリアルナンバーや製造番号があるモノも多く、ここだけでは判断できませんが、必ず確認するポイントです。
製造番号やシリアルナンバーはブランドによって型式が決まっており、桁数、アルファベット、数字がどのように入っているか確認します。
ロゴと一緒でシリアルナンバーや製造番号のフォントも真贋ポイントです。
簡単な偽物ならこの部分だけで本物・偽物を判別することが可能です。
ファスナーも真贋ポイントの一つです。
同じブランドでも年代によって異なるファスナーブランドを使用されている商品もあるので注意が必要です。
ブランドによっては決まったファスナーブランドを使用しているモノも多く、真贋ポイントの一つです。
本物のブランドと同じファスナーブランドを使用していても、ファスナーの型番が違ったり、形が違うことが多くあります。
レザー製品には必ず毛穴があります。10倍のルーペで確認することができます。
偽物でも外側が精巧に作られていても、内側は手抜きで作られていることが多く、素材が安っぽい、縫製がガタガタなどがあるので必ず確認するようにしましょう。
臭いにも特徴があります。
偽物は接着剤の独特の臭いがあり、覚えると臭いだけで偽物と判別することができます。
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この記事を書いた人
代表取締役 久保
ブランドハンズの代表取締役社長
ブランド買取業界歴10年