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どのブランド買取店でも共通の業務内容を紹介します。
研修期間を終えてからの新人やベテランの鑑定士、管理職まで行う作業になります。
お客様が来店されたら商品の査定、買取を行います。
1、来店・接客
2、商品の査定・特定
3、真贋(本物と偽物を見分ける)
4、状態チェック
5、買取価格を決める
6、買取価格の提示・交渉
7、買取伝票の作成
8、買取代金の支払い~クロージング
の8点があります。
どれも重要な業務でこの8点をいかに高いレベルでこなせるかでブランド鑑定士の実力が問われます。
査定を行うブースにお客様を案内し、買取査定に必要な事をお客様にヒアリングします。
良い接客ができるかどうかはとても重要です。
今のご時世、ブランド買取店はどこにでもあり買取価格も上下はありますが、
鑑定士の接客の良し悪しで成約率が大きく変わります。
①商品を特定
②商品の真贋確認
③商品の状態チェック
④商品の販売見込み金額を調べる
⑤買取価格を決める
①~⑤の流れの間にもお客様と会話をしています。
一人前の鑑定士になると基本的に②と③は同時に行っています。
研修中や見習い鑑定士の場合にはこの部分は商品の写真を撮影したり、リモートで本部や上司がやってくれる場合もあります。
査定に出された商品が「どこのブランド」で「なんのモデル」か分からないことには査定を行うことができません。
慣れてしまえば簡単ですが、新人のブランド鑑定士が一番最初につまづくポイントです。
モデルを間違えると赤字を出してしまうリスクがあり、正確に査定ができないので、
慣れてくれば簡単ですが、重要な作業・スキルになります。
ブランド買取店に偽物の商品が持ち込まれることは少なくありません。
特に高級時計やエルメスのバーキンなどは精巧な偽物が出回っており、
経験のある鑑定士でも買取してしまう場合があります。
熟練の鑑定士でも日々勉強が必要です。
また、本物の商品でも一部が社外で修理されている場合なども見分ける必要があり、
ブランド鑑定士の実力が問われます。
真贋と同様に状態チェックも重要でブランド鑑定士の実力を問われる部分です。
中古品でも状態によって売れる価格が大きくかわるので、豊富な知識と経験が必要になります。
状態のチェックと同様に付属品のチェックも行わなければいけません。
商品の特定や状態チェックの結果をもとに、ネットオークションや古物業者オークションの売買履歴を調べ、
持ち込まれた商品の売れる価格を調べます。
売れる価格と売れるまでの期間を予想し、そこから逆算し買取価格を決めます。
状態や相場の説明を行い買取価格の提示を行います。
お客様が売れると思っている価格と異なる場合は交渉が必要になります。
状態や相場などしっかり説明し、信頼してもらえるかが重要です。
買取明細書を作成し身分証の確認も行います。
個人情報の取り扱いなので慎重に。
買取代金と買取伝票をお客様にお渡しします。
お客様の不明点や他の商品の買取の相談なども対応しお見送りとなります。
一部の繁盛店は接客・査定だけで1日が終わってしまいますが、多くの買取店は問合せやLINE査定なども行います。
電話で聞いた情報や送られてきた画像をもとに査定額をお伝えします。
実際に買取価格と乖離があるとお店の信頼を落としたり、クレームになる可能性があるので、重要な仕事になります。
ベテランの鑑定士でも商品知識の勉強は日々行わなければいけません。
中古相場は常に変動し、新作や進化する偽物の真贋情報など常に学ぶことがあります。
ブランド買取店によりますが、接客や勉強以外の作業で多くの買取店で行っている業務を紹介します。
ブログ・SNSの更新も多くのブランド鑑定士が行っている業務の一つです。
買取した商品の紹介やキャンペーンの告知などがあります。
LINEビジネスやフェイスブックやツイッター、インスタグラムなど集客できる知識があるととても良いです。
古物業者のオークションをはじめ、業者間の売買の準備や楽天やヤフオクなどのネット販売の出品作業があります。
出品作業がある会社は新人のうちに行うことが多いです。
真贋資料の作成や、接客のマニュアル、買取の手順など、業務改善や新人研修等に必要な資料を作成します。
買取した商品の検品や古物業者オークションで仕入れた商品の検品があります。
真贋の再チェックや時計の動作確認、ジュエリーの石取れなど買取後の検品業務も多くあり、収益に直結するので大切な業務の一つです。
経験を積むと新人教育も行うようになります。
人員の入れ替わりが多い業界なので必然的に行わなければいけません。
面接段階や新人の頃に必要なスキルや能力、資格は特にありません。車の普通運転免許はあると良いくらいです。
ブランド買取で実際に使用する資格などもほとんどありません。
接客を必ず行うので営業経験があると比較的に仕事も早くできるようになります。
一人前のブランド鑑定士になり、それ以上のマネージャーや管理職になるにはマネジメント能力や経験、実績があると有利になります。
その方法はブランド買取店に就職する事です!
実はブランド鑑定士になるために定められた資格は何もありません!
未経験でもブランド鑑定士になりたいと思った方は誰でもなれる可能性があります。
必要とされるのは鑑定士になりたい意欲・頑張り続ける意思・忍耐力・素直な心となります。
ただ、ブランド買取店や質屋を開業する場合には
「古物商許可証」や「質屋営業許可」といった免許が必要になります。
ブランド鑑定士は男性だけの職業だと思われがちですが女性のブランド鑑定士ももちろんおります。
現状、ブランド鑑定士の男女比は男性8:女性2~男性7:女性3で男性が圧倒的に多くなっていますが
少しずつ女性も増えてきているようです。
ただ、買取店では高額な商品や百万円単位の現金を取り扱うこともあり、セキュリティの観点から
女性だけの店舗や、女性ブランド鑑定士のワンオペ対応は業界内でもほとんどありません。
なりたいと思った方は誰でもなれる可能性があるブランド鑑定士ですが、
一人前になるにはそう簡単ではありません。
①膨大な量のブランド品や時計・宝石の知識を勉強する。
②ブランド品の真贋力を身につける。
③商品の状態を見極める能力と適切な販売金額を予測できる先見性を身につける。
④お客様から信用してもらえる接客力を養う。
これらの能力を高め一人前のブランド鑑定士になるには日々の勉強と経験・実績を積み重ねるしかありません。
ブランド買取の企業では上司がOJT研修で一人前になるまでサポートしているところもありますがそれでもおおよそ1年間はかかると思われます。
個人の頑張り次第ではもっと早く一人前になることも可能ではあります。
ブランド品は常に新しい商品や精密なコピー品なども出てきます。
相場も変動しますので一人前になったとしても日々勉強の繰り返しとなります。
1、接客
2、商品の特定
3、真贋(本物と偽物を見分ける)
4、状態チェック
5、買取価格を決める
6、価格交渉
これらを数分のうちに同時に並行して行わなければいけません。
一人前になるまで最低でも1年間はかかると言われています。
当店の感覚と他社の大手に聞いた話だと未経験で5人採用し、1年後に1人前になっているのは1人いたら良い方だという感覚です。
ブランド鑑定士とはそのくらい難しい職種です。
一方、しっかり勉強し能力と実力があると大変なこと以上に魅力のある職種で、一度できるようになると他業種に転職する人は少ないです。
ブランド鑑定士は知識と経験を積むと楽しい職種で、日々嬉しいことや楽しいことが多くあります。
ブランド鑑定士をしていると老若男女の様々なお客様を接客することになります。
普段関わることの無いお客様とお話できるので毎日に刺激があり様々なお話を聞かせていただけるのでとても良い経験になります。
エルメスやルイヴィトン、シャネルなどの高級ブランドやロレックスやパテックフィリップなどの高級時計を手に取ることができます。
ブランド品や時計が好きな人にはたまらなく楽しい日々を送ることができます。
一度身に着けた知識や営業力はどのブランド買取店でも通用するので、
万が一、勤めているブランド買取店が倒産しても仕事に困ることはないです。
会社規模や会社の経営方針にもよりますが、利益を出しているブランド買取店は店舗展開をどんどん行っております。
他の職種と比べて実力や能力によって、店長やエリアマネージャー、管理職になれる可能性が高いです。
最初の1年は嬉しいことや楽しいこと以上に辛いことが多いのがブランド鑑定士です。
ブランド鑑定士をするにあたって必ず起きる辛いことを紹介します。
状態の見落としや少しの勘違いで赤字を出してしまうことがあります。
お客様自身が偽物と分かっていない場合だけでなく、分かっていて騙しに来ることも少なくありません。
ほとんどのブランド鑑定士が一度は偽物を買取してしまいます。
偽物を買取してしまった時は悔しさ辛さでいっぱいになります
買取業務を一通りできるようになるまで一年はかかります。
その間にミスして注意されたり叱られることも多く、仕事ができるようになるまで忍耐力が必要です。
お客様が購入された価格から買取価格がとても安くなってしまう商品があります。
中古相場で適正な買取価格でも「安すぎる」「この価格で買取して」など言われることがあり、とても辛い思いをすることがあります。
お客様に連絡し返金をしてもらうように交渉します。
返金してくれないお客様もおり、返金してもらえない場合はブランド買取店の方針によって変わります。
高額な商品を買取する場合は上司の確認が必要なブランド買取店が多く、責任を取らされることは少ないです。
しかし、会社の方針によって責任をとらなければいけない場合もあり、どのような場合が想定されるか紹介します。
多くの場合は上司も確認することから始末書を書いて終わりという場合が多いです。
責任はとらなくて良いが、反省をし、この失敗をした経験を次に生かして欲しいという観点から始末書を書きます。
買取店の中での査定時のルールを破ったり、明らかなミスがあるとボーナスの減額やボーナスが無しになったりする場合があります。
ブランド買取店の中には個人的に返済を求める会社もあります。
ブランド鑑定士として養われたスキルは腐るものではありません。
真贋力、相場を見る目、接客能力はどんな営業でも使える能力であり転職はしやすいと思われます。
また同業界のブランド買取店でも人手不足になっているところが多く、即戦力の経験者であれば特に転職もしやすいかと思います。
ただ、転職前の会社で競業避止義務の誓約書を交わしている場合にはすぐに同業他社に転職する事が難しい場合もあります。
ブランド買取店同士の競争があり、閉店するブランド買取店も多くあります。
大阪や東京では1駅に何店舗もあり、今後も厳しい競争があることが予想されます。
利益を出し続け、店舗展開していくブランド買取店と閉店し規模を縮小するブランド買取店の格差が広がると考えております。
しかし、ブランド買取業界と似た業界の質屋は江戸時代から続く商売でありブランド買取業界が大きく縮小したり、無くなることはないでしょう。
閉店するブランド買取店が増えてくることが予想されますが業界自体はなくならないので、能力と実力のある鑑定士の需要がなくならないことが予想されます。
また、地域によっては年々ブランド買取店の競争が激化していることから独立するのは厳しい予想されます。
ブランド鑑定士の仕事内容や厳しさを赤裸々に紹介しましたが、一度できるようになるとずっとブランド鑑定士の仕事を続ける人がほとんどで、他の業界へ転職することは多くありません。
毎日に刺激があり、とてもやりがいがある楽しい職種になります。
この記事を書いた人
代表取締役 久保
ブランドハンズの代表取締役社長
ブランド買取業界歴10年
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選べる3つの買取方法
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