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ルイヴィトンのアイテムが好きな方、お持ちの方は見たことがあるかと思いますこういう刻印…
短いアルファベットと数字の羅列に実は色んな意味があるのを知っていましたか?
今回はルイヴィトンの製造番号の見方について徹底解説致します!!
製造年によって多少違いますが、ルイヴィトンの製造番号の基本構造は
アルファベット+数字4桁です!!
アルファベットは製造工場(国)が記されています。
フランス | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AA | AC | AH | AN | AR | AS | A0 | A1 | A2 |
BA | BJ | BU | CT | DU | ET | FL | LW | MB |
MI | MS | NO | RA | RI | SL | SN | SP | SR |
TA | TH | TJ | TN | TR | TS | VI | VX | AAS |
スペイン | ||||||||
CA | GI | LO | LB | LM | ||||
アメリカ | ||||||||
FC | FH | LA | OS | SD | ||||
スイス | ||||||||
FA | D1 | |||||||
イタリア | ||||||||
CE | FO | RC | BO | BC | RE | MA | TD | |
ドイツ | ||||||||
LP | ||||||||
正規リペア(修理) | ||||||||
DK | 正規店で修理をしたものに刻印されます。 |
※並びはアルファベット順です。
※今後上記以外のアルファベットが追加される可能性もあるので、ご了承ください。
製造国が記されたアルファベット+製造年が記された製造番号4桁
これが基本スタイルになります。
続いて製造年番号ですが、製造年によって読み方が変わってくるので、詳しく解説いたします!
年代別に特徴をまとめてみましょう!
年号 | 特徴 | 例題 |
---|---|---|
1980~84年 | 数字のみの刻印 | 831→83年1月 |
1985~88年 | 製造国記号+製造年番号 (国名アルファベット+3~4桁の数字) アルファベットの位置は固定されておらず、 頭に付いたり後ろについたり様々。 |
MI884→88年4月(フランス) |
1989年 | アルファベットの位置が統一され、頭に付く。 | SP8910→89年10月(フランス) |
1990~2006年 | 年号の読み方が大きく変化 奇数、偶数で製造年月を表記。 |
MI0045→2005年4月(フランス) |
2007年~ | 製造月が週表記に。 |
SP3190→2007年47週(フランス) |
シリアル・製造番号の読み方、いかがでしょうか?
皆様のお手元にルイヴィトンのアイテムがありましたら是非いつどこで作られたのか読んでみてくださいね☆
さてここからは製造番号にまつわる小話を披露させていただこうと思います。
特別な製造番号なども存在するので、参考にしてみてくださいね!
製造初期のものの製造番号は刻印ではなく、印字されていたため、
経年劣化により消えてしまうものも結構あるんです。
なので、古いアイテムにはシリアルがない(消えた)というケースもあります。
その他、昔から一つ一つ職人さんの手作りで作られているため、
中にはシリアルをつけ忘れた!なんてものも実はあるんです。
人間ですからね、何百個に1個くらいはそういうつけ忘れや、
縫い付けミスで見えないところに付いてしまった、というある意味レアアイテムも流通しているんです。
他のブランドによく見受けらるんですが、
アイテム本体に「シリアル」と「型番」が刻印されていることがあります。
よくこれはシリアルですか?型番ですか?とご質問がありますが、
ルイヴィトンのアイテムには「型番」の刻印はありません。
ちなみに型番はアルファベット1文字+数字5桁「M42351」のように表記されます。
万が一このような型番が刻印されていた場合は偽物を疑った方がいいですね。
少しややこしい話になります・・・
通常「シリアルナンバー」と言えば唯一無二の「個体番号」という認識だと思います。
しかしルイヴィトンに至ってはこれまで見てきた通り、「製造番号」なんです。
なので、例えば「フランス工房」で「2008年27週」に「2つ」作られたら・・・?
そう!「VI2078」という刻印の商品が「2つ」出来るということなんです。
とは言え・・・世界中に流通しているブランドですので、同じ製造番号のものに出会うことはほぼないんじゃないでしょうか?
もし出会えたらものすごい奇跡ですね!
オーダー品などの通常流通していない特別な商品にはそのアイテム固有の番号がつけられます。
スペシャルオーダー品には「AAS」のアルファベットに5桁の数字が表記されています。
ちなみに「AAS」はスペシャルオーダー表記の「A」に工場名の「AS」がくっついたもの。
一見見たことない製造番号でびっくりする人が多いんですが、こういう製造番号もあるんですよ!
このスペシャルオーダーは現在オプショナル・オーダー(メイド・トゥ・オーダー)のみ受け付けているようです!
既製のルイヴィトンの商品を自分好みにカスタム(柄をモノグラムからダミエに変更など)が可能です。
世界中のルイヴィトンブティックにてオーダー可能ですので、ルイヴィトン好きならぜひ一度スペシャルオーダーしてみてはいかがでしょう?
刻印というとバッグや財布など革や布で作られた製品にしかついていない、というイメージが多いみたいですが、
ルイヴィトンはネックレスなどのアクセサリーやキーホルダーにも刻印があります!
キーホルダーでしたらフック部分の・・・
この部分にあるのがお分かりいただけるでしょうか?
バッグや財布などに比べて少し小さく書いてあるので、見逃しがちです!
しかし、こういった金属小物には製造番号が書かれていないものも多くあります。
キーホルダーなどに刻印がないからと言って偽物?!と焦らないでくださいね!
ブランドロゴや製造番号の刻印色について!
製造時期によってロゴに使われているインクの色が違うことがあります。
現在は金、銀、赤、黒、そして色なしのエンボスタイプとあります。
ロゴ
金 | 銀 |
---|---|
赤 | 黒 |
エンボス | エンボス2 |
「エンボス2」のように古い商品には「MADE IN 〇〇」の表記がない物もあります。
製造番号
銀 | 赤 |
---|---|
金 | 黒 |
エンボス | エンボス2 |
この他稀に特殊な色のアイテムに上記以外の色で刻印がされている場合があります。
この場合は紫のレザーに黄色い刻印ですね!!
製造番号はちょっと隠れたところにこっそりと存在しています。
ほんの一例ですがご紹介!!
チャックが付いているバッグやポーチで、裏地がスエードのような素材の場合、
チャック付近にエンボス刻印や印字刻印などで書かれていることが多いです。
裏地の素材によっては埋もれてしまったりするのでちょっと見つけにくいです!
大きなバッグなどにみられるのは革製のタグに印字、刻印されています。
例えばネヴァーフルだと・・・
内ポケットの・・・
裏側に・・・
ありました!!!!
財布などの小物に多いのはカード入れの裏側!!
これが縫い目ぎりぎりに刻印されていることが多いので非常に見にくいんです!
カードケースだと・・・ここの裏
ここに刻印されてます!!
あくまで一例ですが、参考にしてみてくださいね!
ご自分の持っているアイテムの刻印はどこにあるか探してみてください!
ルイヴィトンの製造番号について色々まとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
同じモデルの商品でも製造番号が刻印、縫い付けてある部分が違うことがあるのでよく探して見てくださいね!
また刻印の方法もエンボスかインク付きかによって見つけやすさが全然違います!
しかしルイヴィトンの製品全てに製造番号があるわけではありません。上記にもありますように、バッグや財布でも製造番号がない(消えた)ものがあったり、
キーホルダーやアクセサリーにはもともとない物も沢山あります。
また、お洋服やマフラーなどの布製品にはほとんどついていません。
悲しいことに近年コピー品の製造技術も上がってきていて、本当に本物そっくりに作られています。
製造番号があるから絶対本物!!ということは残念ながらないのですが、例えば製造番号のアルファベットがおかしかったり、
なぜか型番が刻印されていたり、刻印の文字の色が見たことないけど・・・
と、いった時に少しでも参考にしてもらえればと思います。
もちろんルイヴィトンは年々新しい商品を次々と発表している新しい製造番号が出てくることもあります。
常に新しい情報を皆様にお届けできるように頑張りたいと思います!
この記事を書いた人
代表取締役 久保
ブランドハンズの代表取締役社長
ブランド買取業界歴10年
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