Cartier(カルティエ)の歴史|創業者や発祥地などを年表形式で紹介!

時計のアイコン 更新日2024年01月23日
Cartier(カルティエ)の歴史|創業者や発祥地などを年表形式で紹介!

Cartier(カルティエ)の歴史①(創業者や発祥地)

創業年 1847年
創業者 ルイ=フランソワ=カルティエ
発祥地 フランス・パリ

フランスが誇る世界的トップブランドとして知られているのがカルティエです。

カルティエは、1847年に宝石細工職人のルイ=フランソワ・カルティエが、パリのモントルグイユ通り29番地に店を構えるジュエリー工房を師匠のアドルフ・ピカールから受け継いだことに始まります。

当時28歳であったフランスの若者が継いだこの工房こそ、後に世界を席巻するトップブランドに成長するカルティエの原点となります。

 

Cartier(カルティエ)の歴史②(年表や沿革)

年号 出来事
1847年 超一流ジュエリーブランドカルティエの誕生
1899年 現在本店があるパリへと移転させる
1903年 ガーランド様式とプラチナの融合
1904年 世界初の男性用腕時計「サントス」を発表する
1914年 「パンテール・ドゥ・カルティエ」で爆発的な人気を誇る
1919年 戦車からインスピレーションを得た「タンク」を発売
1924年 カルティエを象徴するジュエリー「トリニティ」を展開
1930年 マラケシュ太守の要望から「パシャ」が誕生
2019年 サントスの最新モデル「サントス デュ カルティエ スケルトン LM」を発売

 

1847年:超一流ジュエリーブランドカルティエの誕生

ルイ=フランソワ・カルティエが1847年に、アドルフ・ピカールから受け継いだジュエリー工房からカルティエの歴史が始まりました。

さらにその6年後に当たる1853年に、当時パリの繁華街であったヌーヴ・デ・プティ・シャン通り5番地(現在のパリ2区)にジュエリーブティックを開業するに至ります。

このお店が、現在高級ブランドとして知られるカルティエのブティック第一号となります。

このエリアは王侯貴族といった上流階級、いわゆる富裕層の邸宅に近くそういった購買層の心をつかんで徐々に成長していきました。

 

1899年:現在本店があるパリへと移転させる

ここからさらに、カルティエのブティックは店舗をパリの中心部へと移転させていきました。

当初ブティックを構えていたヌーヴ・デ・プティ・シャン通り5番地から、人通りの多いパリ2区イタリアン大通り9番地に店舗を移動します。

さらに1899年に現在本店があるヴァンドーム広場の北側、パリ2区のラ・ぺ通り13番地へ移転させていきました。

 

1903年:ガーランド様式とプラチナの融合

フランス皇帝ナポレオン3世の皇后ウジェニーを顧客とするなど、着実にその実力をフランス中に知られるようになると、カルティエは新たな挑戦を始めます。

加工技術が成立して、歴史の浅いプラチナを世界で初めてジュエリーに利用したのです。

カルティエが取り入れたジュエリーは、レースの様な透かし柄で織りなす花網模様を特徴とするガーランド様式で表現され、その華やかで繊細なプラチナジュエリーは世界的な不朽の名作として現在も知られています。

 

1904年:世界初の男性用腕時計「サントス」を発表する

ジュエリーの分野で大成功を収めたカルティエはさらなる挑戦をします。

それは腕時計の制作です。

世界的にその名を知られるようになったカルティエは、ブラジル人飛行家アルベルト・サントス=デュモンという海外の顧客から腕時計の制作を依頼されました。

のちに「カルティエ」の三代目当主となるルイ・カルティエがこの依頼を引き受け、カルティエの技術を腕時計に詰め込んだのです。

そのようにして生まれた腕時計「サントス」は、世界で初めて製造された男性用腕時計として現在もカルティエのラインに存在するベストセラーとなりました。

 

1914年:「パンテール・ドゥ・カルティエ」で爆発的な人気を誇る

1914年世界が戦争に向かって不安な方向へ向かう時代、カルティエではそんな世相を打ち破るような画期的な製品を発表します。

フランス語で豹(パンサー)という意味を持つパンテール・ドゥ・カルティエです。

豹をモデルにしたこの腕時計は、ケースの側面へ腕を伸ばした豹の背中から頭、手のラインを表現したジュエリーウォッチとして発表されました。

そして、この優美で画期的なデザインの腕時計は瞬く間に高い人気を呼び、カルティエにおける腕時計の地位を不動のものにしました。

 

1919年:戦車からインスピレーションを得た「タンク」を発売

第一次世界大戦のときに、金属の走行を持ちながら車のように進む「タンク」は全世界に強烈な衝撃をもたらしました。

そんな戦車をモチーフとして、1919年にカルティエが発表した腕時計が「タンク」です。

ルノーFT-17軽戦車をイメージし、ケースとラグが一体化した独創性あるデザインを採用し、さらにベゼルレスと言うデザイン上の特徴も持っています。

またタンクらしい堅牢性の高いデザインとなっており、実用面の高さでも人気を集めました。

 

1924年:カルティエを象徴するジュエリー「トリニティ」を展開

トリニティとはキリスト教での三位一体を意味する言葉です。

そんな言葉をモチーフにして、デザインされたカルティエのジュエリーラインがトリニティと呼ばれています。

トリニティは1924年に誕生し、3つのシンボルを中心にデザインされ、素材に愛・忠誠・友情を意味するピンク・イエロー・ホワイトの3つのゴールドを使用しているのが特徴です。

この画期的なデザインは発表当初から絶大な人気を誇り、リング・ブレスレット・イヤリングなど多数展開し、現在も人気ラインとしてカルティエの重要なアイコンとなっています。

 

1930年:マラケシュ太守の要望から「パシャ」が誕生

パシャとはオスマン帝国の高官という意味です。

そんな高い位にあるマラケシュの太守であった、エルジャヴィ公から依頼を受けて開発された腕時計がこの「パシャ」です。

過酷な環境でも正確な時間を刻めるように防水性能を高めたこの時計は、オスマン帝国で一般的だった数字表記、アラビア数字をカルティエの腕時計に初めて採用したモデルでもあります。

どこかオリエンタルな雰囲気を持つカルティエのラインでも、存在感の高いモデルとして現在も展開されています。

 

2019年:サントスの最新モデル「サントス デュ カルティエ スケルトン LM」を発売

カルティエが世界で初めて開発した男性用腕時計「サントス」。

このサントスを現代の解釈で世界に問うモデルが2019年に発売された最新モデル「サントス デュ カルティエ スケルトン LM」です。

特徴はサントスの基本デザインを踏襲しつつCal.9612 MCを採用している点です。さらにこの手巻きムーブメントは、自社製の現行品でパワーリザーブ約38時間という高い性能を誇ります。

さらに防水性能は100mと、装飾としての機能以外にも実用性が高いモデルとなっています。

この記事を書いた人

代表取締役 久保

代表取締役 久保

ブランドハンズの代表取締役社長
ブランド買取業界歴10年

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