このカナダグースは本物?偽物?|見分け方・真贋方法徹底解説!
公開日:2021.07.27
更新日:2025.08.12

目次
カナダグースの真贋方法
ダウンジャケットと言えば高い人気を誇るカナダグース。
高級な素材を使用した最高峰のダウンジャケットは当然価格も相当のものです。
そんなカナダグースを購入する際に気を付けたい事といえばやはり、
「きちんとした正規品か・偽物ではないか」ですよね!!
並行輸入品などは特に偽造品が多く、購入時に不安な方も多いと思います。
また国内正規品を謳っているからと言って、絶対に安心できるわけでもありません!
正規販売店以外のお店やネットショップ、中古品で購入する際にも、
しっかりと本物のカナダグースを購入できるよう
本物と偽物の見分ける時に重要なチェックポイントと
それぞれの真贋方法をポイントごとにご紹介していきます☆
チェックポイント1:ロゴワッペン

最初に必ず確認すべきポイントはカナダグースのトレードマーク・ロゴワッペンです。
細かな刺繍が多い部分なので偽物の場合は作りが雑になっていることが多々あります!
細部に注目してチェックしていきましょう!
ロゴワッペン真贋ポイント
1 丁寧に刺繍されているか確認
2 ロゴの模様・文字に間違いが無いか見る
3 縫い目の色を確認
本物のロゴワッペン
・刺繍が丁寧で細部までしっかりと描かれている
・カエデの葉の形まで細かく刺繍されている
・北極の形や湖の形・位置がが決まっている

北極点やカエデの葉などの細かいところまで丁寧に刺繍されているのがわかります。
基準外の商品はこの辺りが潰れていることがほとんどなのでしっかり確認しましょう。
基準外のロゴワッペン
・刺繍が雑でほつれていることも多い
・カエデの葉の刺繍が雑で、葉の先が丸いことがある
・文字にスペルミスがあることも
・北極点や湖の位置・形が違う
・縫い目の色が違うことがある

湖の形・北極点の形が明らかに違います。
またカエデの葉も細部が潰れているのが分かります。
縫い付けの縫い目も太く、違和感がある典型的な基準外ワッペンです。
比較してみましょう
1:カエデの葉の刺繍


こうしてみると基準外品はだいぶ潰れていることが分かるかと思います!!
2:北極点・湖の刺繍


北極点の線の太さや湖の繊細さが全然違うのが分かりますね!
チェックポイント2:ファー


本物は凍傷から顔を守るため高級なコヨーテのファーがふんだんに使用されています。
そのため本物と偽造品と比べると明らかにボリューム感などに差がある事が多いです。
ボリュームや質感・手触りなどを確認しましょう。
ファーの真贋ポイント
4 ボリューム感
5 素材の質感・柔らかさ
6 フードの縫製
本物のファー
・高級なコヨーテを使用していてボリューム・厚みがある
・アライグマなどのファーと比べて柔らかい
・毛並みが揃っている
・機能性が高く、保湿性がある
基準外のファー
・粗悪なファーを使用していてボリュームが無い
・コヨーテ以外のファーを使用している
・毛が不ぞろいで汚れていることもある
・保湿性が無い
チェックポイント3:商品タグ

2011年以降、カナダグースの商品はすべてホログラムタグが付けられています。
角度によって文字や写真の浮かび上がるカナダグース専用のタグです。
また国内正規品であれば上記の写真のように代理店タグも付属しているので確認しましょう。
商品タグの真贋ポイント
7 ホログラムタグの有無(2011年以降)
8 国内正規品であれば代理店タグの有無
9 タグが丁寧に縫製されているか確認
本物の商品タグ
・カナダグース専用のホログラムタグが付属している(2011年以降)
・国内正規品であれば代理店名の記載された代理店タグが必ず付属している

シリアルなどの記載されたカナダグース専用のホログラムタグです。
角度によって文字や写真がうかびあがります。白消し部分がシリアルです。
2011年以降全ての商品に付属しているため、これが無い物は基準外である事が分かります。

国内正規品に必ず付属する代理店タグです。
代理店の名前が印刷されています。
これがないものは国内正規品ではありません。
代理店一覧
年代 | 代理店名 |
---|---|
2000年~2016年3月 | グリフィンインターナショナル |
2016年4月~現在 | サザビーリーグ |
基準外の商品タグ
・ホログラムタグが無い
・代理店タグが無い
・品質表示タグがほつれていたり、縫製が雑なことがある
・タグに誤字がある事も

ホログラムタグが付属していません。
またその他のタグもややゴワゴワとしていて質感に違和感があります。
チェックポイント4:ブランドタグ

製品の内側、背中部分などにあるタグです。
ロゴマークの刺繍の入ったタグや鳥の刺繍が施されたタグが縫い付けられています。
ここにも真贋をチェックするポイントがあるので確認してみましょう!
ブランドタグの真贋ポイント
10 ロゴの刺繍の細部が雑・形が違ったりする
11 ブランド名などの字体が違う・斜めになっていることも
12 丁寧に縫い付けされているか
本物のブランドタグ
・ワッペン同様、細部まで丁寧に刺繍されている
・ブランド名などがまっすぐ印刷されている
・縫い付けが丁寧
基準外のブランドタグ
・刺繍が雑で絵柄に間違いなどがある
・ブランド名の字体が違ったり、斜めになったりしている
・縫い付けが雑で斜めになっていることも
チェックポイント5:生地

悪天候でも体をしっかりと守ってくれるカナダグースの製品は生地までこだわって作られています。
写真では分かりづらいかと思いますが基準外の商品はハリが無く水が染み込みやすい生地です。
生地の真贋ポイント
13 生地のハリ
本物の生地
・雨や雪を防ぐために生地にハリがある
基準外の生地
・粗悪な生地を使用していてハリがない
・柔らかく、水が染み込みやすい
チェックポイント6:ダウン
ファーと同じく高級なダウンを使用しているため、本物と偽物ではボリュームにも機能性にも差があります。
ダウンの真贋ポイント
14 ダウンが詰まっていてボリュームがあるか
本物のダウン
・しっかりと詰まっているので商品に厚みがあります
基準外のダウン
・中身が詰まっていないので厚みがない
チェックポイント7:型番

商品タグなどに記載されている型番(画像丸部分)は色々な情報が分かる部分です。
この型番をネットで検索することによって真贋がわかることもあります。
型番の真贋ポイント
15 型番を検索して同じ商品が出てくるか確認する
本物の型番
・ネットで検索にかけると同じ商品が複数出てくる
基準外の型番
・検索しても同じ商品が出てこなかったり違う物がヒットする
まとめ
チェックポイント1:ロゴワッペン
1 丁寧に刺繍されているか確認
2 ロゴの模様・文字に間違いが無いか見る
3 縫い目の色を確認
チェックポイント2:ファー
4 ボリューム感
5 素材の質感・柔らかさ
6 フードの縫製
チェックポイント3:商品タグ
7 ホログラムタグの有無
8 国内正規品であれば代理店タグの有無
9 タグが丁寧に縫製されているか確認
チェックポイント4:ブランドタグ
10 ロゴの刺繍の細部が雑・形が違ったりする
11 ブランド名などの字体が違う・斜めになっていることも
12 丁寧に縫い付けされているか
チェックポイント5:生地
13 生地のハリ
チェックポイント6:ダウン
14 ダウンが詰まっていてボリュームがあるか
チェックポイント7:型番
15 型番を検索して同じ商品が出てくるか確認する
カナダグースは高品質な素材を使用しているため
素材感の違いなどから真贋を判断することが可能です。
またブランド専用タグなどもしっかりと付属しているため、
タグと素材の両方を確認し総合的に判断して偽物を買わないようにしましょう!!
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この記事を書いた人

代表取締役社長
久保雅之
経歴
ブランド買取業界14年
ブランド買取ブランドハンズ社長

株式会社ブランド買取ブランドハンズは大阪府公安委員会から買取店の運営に必要な古物商許可をいただいております。
【大阪府公安委員会古物商許可番号】 第62203R023815号
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