金プラチナ銀（貴金属）製品のホールマーク（品位証明の刻印）一覧

ホールマークとは

ホールマークとは各国の造幣局、国家機関、指定を受けた業者が【金】【プラチナ】【銀】などの貴金属製品を厳しく検査し

その中で認められた製品にだけ刻印される品位を証明する刻印の事です。

ホールマークと言われる由来は14世紀頃にイギリスの金細工師組合のゴールドスミスがロンドンに貴金属検定所（ゴールドスミスホール）を建て、

そこで貴金属の検査を行って合格した製品に証明の刻印をしていたことから「ホールで刻印（マーク）」が語源となりました。

日本の金の品位別ホールマーク一覧表

品位 (純度)	ホールマーク (証明記号)	備考
K24 (Au999)		現行
K24 (Au999)		2012年4月廃止
K22 (Au916)		現行
K22 (Au916)		2012年4月廃止
K20 (Au835)		2012年4月廃止
K18 (Au750)		現行
K15 (Au625)		2012年4月廃止
K14 (Au585)		現行
K12 (Au500)		2012年4月廃止
K10 (Au416)		現行
K10 (Au416)		2012年4月廃止
K9 (Au375)		現行

日本のプラチナの品位別ホールマーク一覧表

品位 (純度)	ホールマーク (証明記号)	備考
Pt999		現行
Pt999		2012年4月廃止
Pt950		現行
Pt900		現行
Pt850		現行

日本のシルバー（銀）の品位別ホールマーク一覧表

品位 (純度)	ホールマーク (証明記号)	備考
Ag999		現行
Ag999		2012年4月廃止
Ag950		現行
Ag925		現行
Ag900		現行
Ag800		現行

日本のコンビ（金×プラチナ）の品位別ホールマーク一覧表

品位 (純度)	ホールマーク (証明記号)	備考
K24×Pt999 (Au999×Pt999)		現行
K24×Pt999 (Au999×Pt999)		2012年4月廃止
K18×Pt999 (Au750×Pt999)		現行
K18×Pt999 (Au750×Pt999)		2012年4月廃止
K18×Pt950 (Au750×Pt950)		現行
K18×Pt900 (Au750×Pt900)		現行
K18×Pt850 (Au750×Pt850)		現行

日本のホールマークは2012年4月に国際標準規格（ISO 9202）と日本工業規格（JIS H6309）に従った表示方法に定まり、一部が変更や廃止となりました。

ヨーロッパの共通のホールマーク（CCM）とは？

1973年に主なヨーロッパの国がホールマーク条約（またはウィーン条約）に署名しました。

これは金・プラチナ・銀などの貴金属製品の輸出入をスムーズに行うために共通の品位証明のマークを使用するといったもので、

コモンコントロールマーク/Common Control Mark（CCM）と呼ばれています。

CCMの後ろに各国独自のホールマークを打刻することは認められているようです。

金製品（ゴールド）のCCMマーク一覧

品位(純度)	ホールマーク(証明記号)
K24 (Au999)
K23.7 (Au990)
K22 (Au916)
K19.2 (Au800)
K18 (Au750)
K14 (Au585)
K10 (Au417)
K9 (Au375)

プラチナ製品（白金）のCCMマーク一覧

品位(純度)	ホールマーク(証明記号)
Pt999
Pt990
Pt950
Pt900
Pt850
Pt600
Pt500

シルバー製品（銀）のCCMマーク一覧

品位(純度)	ホールマーク(証明記号)
Ag999
Ag990
Ag958
Ag925
Ag835
Ag830
Ag800

パラジウム製品のCCMマーク一覧

品位(純度)	ホールマーク(証明記号)
Pd999
Pd990
Pd950
Pd500

海外の各国独自のホールマーク一覧

国名	ホールマーク(証明記号)
オーストリア
クロアチア
キプロス
チェコ共和国
デンマーク
フィンランド
ハンガリー
アイルランド
イスラエル
ラトビア
リトアニア
オランダ
ノルウェー
ポーランド
ポルトガル
セルビア
スロバキア
スロベニア
スウェーデン
スイス
イギリス
イタリア
フランス

＊フランスはホールマーク条約に加盟していません。