中国切手の本物と偽物の見分け方と真贋ポイント

時計のアイコン 更新日2023年02月14日
中国切手の本物と偽物の見分け方と真贋ポイント

中国切手の中には発行枚数が少なくプレミアム価値がついているものがあります。

こうしたプレミアムな中国切手の買取価格は額面を大きく超えるものも存在しており、
一時はコレクターや投資家や転売目的の人が中国切手の収集をするブームがありました。

時代が進み印刷技術が進歩し、そうした人を狙った偽物が多く出回るようになりました。
その代表的な中国切手が「赤猿」です。

赤猿は未使用ならば1枚で10万円前後の買取価格になるほどのプレミアム価値がついているのですが、
悪徳な偽物の魔の手は今やフリマアプリやネットオークションにも及んでおり私たちのすぐそばにあるのです。

偽物を本物として販売する事は法律違反となりますので誤って偽物を購入・販売する事がないようにしましょう!

中国切手の偽物について

中国切手の偽物

中国切手の偽物は現在、偽装品(悪質な偽物)、レプリカが存在します。

この内レプリカについては印刷も雑であり右下に斜線を入れてこれはレプリカだという事を明言しているので販売したとしても法に触れる事はありません。
お土産や個人の観賞用に購入する人もいるほどです。

 

問題は偽装品です。本物に酷似するように印刷され本物と偽って販売されているからです。

プレミアム価値のついている中国切手は使用済みでも価格がつくことからレプリカの斜線を消印でごまかしたような偽物もあります。

個人間の売買では売り手でも買い手でもトラブルになりかねません。

こうした偽物と関わらないようにするための1番いい方法は信用できる業者や販売店からしか買わない事です。

出回っている偽物は「赤猿(子ザル)」だけではないと思われますが一番多く出回っている赤猿で本物と偽物との違いを見て行きましょう。

 

「赤猿 T46」の本物と偽物の見分け方と10の真贋ポイント

赤猿 T46

①目打ちの欠けや乱れがあるかどうか

本物は連結タイプの切手を切り取っているため目打ちに欠けがあります。
また4つ角の目打ちは縦横に規則正しくついています。
偽物の場合、目打ちがずれていたり、
目打ちの溝がそれぞれ形が違っていたりしますので一番分かりやすいポイントです。
こちらは基本的にシートから切り離すタイプの切手なら全てにいえる真贋ポイントとなります。

 

②目打ちの数(凸の部分の数)

本物の赤猿の場合目打ちの数は縦18、横15があります。
偽物の場合多くは縦17、横14や縦20、横16といった目打ちの数が一致しない物が多いです。
こちらは実際に数えればすぐに見分けがつくポイントです。

 

③目打ちの切取り部分の毛羽立ちがあるかどうか

本物の中国切手は紙質が和紙のような繊維でできています。
そのためシートから切り取った場合は切り口の繊維が毛羽だっています。
偽物で紙質が違う場合はこのような毛羽立ちは見られません。

目打ちをみる

④顔や手に金粉がついているかどうか

本物だと顔や手の部分に金粉が使われています、金粉と言ってもキラキラ光る金色ではなく奥深い金色です。
こちら明るいところで照明を反射させるように見ると判別しやすいです。

金粉

⑤顔や耳などにもしっかりインクがもられているか

本物は毛並みなど細かい部分にもインクが盛られています。
また粗悪な偽物だとインクの盛りが甘いためドット模様が見えているものがあります。

インクののり

⑥目の部分の赤色の濃さや位置

本物は鮮やかな赤色で少し下側にはみ出しがあります。
また、眉や鼻や口の赤インクに関しても本物と偽物では入り方が違うので見比べると一目瞭然です。

赤いインク

⑦文字のインクの盛り方や字体が違う

本物の赤猿は文字のインクがしっかり盛られています。一番大きな「8」の文字が分かりやすいと思います。
また、字体が違うものもあります。漢字のハネやトメの部分が違う場合がありますので注視してみてください。

⑧文字の位置

「中国人民郵政」の文字の位置がずれて印刷されている事があります。
本物は全て同じ場所に印字されていますので目打ちの凹凸のどの場所に文字があるか比べると良いです。

⑨切手地肌の赤色

本物は光沢のない赤色をしています。偽物は鮮やかすぎたり光沢のあるものが存在します。

裏紙の状態

⑩切手の裏の紙の状態

赤猿の発行は約40年前になります。
どれだけ保管状態が良くてもさすがに経年劣化はあると思われますので裏から見ると絵柄が透けて見えると思います。
裏が新しく綺麗すぎるものは怪しいと思ってください。

 

ここまで記事を読んでいただいた皆様へ

全ての偽物が同じではありません。
一つのポイントで本物だと判断してしまうのは非常に危険です。
逆にひとつでも本物と違う点があれば怪しんで全て確認するようにしましょう。
複数の真贋ポイントで本物との相違があればほぼ偽物だと判断して大丈夫だと思いますので買わない・売らないようにしましょう。

 

この記事を書いた人

代表取締役 久保

代表取締役 久保

ブランドハンズの代表取締役社長
ブランド買取業界歴10年

ブランドハンズ

中国切手の買取実績

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