円安・円高(為替相場)がブランド品や時計の買取価格に及ぼす影響
為替相場は少なからず買取価格に影響しています。
為替が円安、円高になると買取価格はどうなるのかを詳しく説明します。
※円安とは外貨に対して円の価値が低くなる事
※円高とは外貨に対して円の価値が高くなる事
日本の中古のブランド品・時計は海外需要が多い
元々日本の中古ブランド品や時計は海外へ輸出されていることが多いため、為替相場の影響を受ける商品が多くあります。
円安になると買取価格の相場が高くなりやすい
円安の状態においては全てのブランドではありませんが、人気のブランドやモデルは買取価格が上がる傾向が強いです。
円安で買取価格が上がりやすい商品・ブランド
①ロレックスなどの高級時計
②エルメス、シャネル、ルイヴィトンなどハイブランドのバッグ
③ヴァンクリーフ&アーペル、ハリーウィンストンなどのハイジュエリー
※世界的に人気があるブランド
※一部のブランドジュエリーは材料となる金の価格が高騰しすぎてブランド価値に追いついてしまっているものもあります。
円安でも価格の影響が少ない商品・ブランド
コーチ、マイケルコース、フルラなど中堅ブランドは自国でも手に入りやすいので海外需要があまりありません。
また、元々在庫も多く、アウトレットなどでも比較的安価で新品が手に入ることから円安になったからといってそこまで影響がないためです。
円安で買取価格が上がる理由
円安時には海外バイヤーは日本の在庫が安く買える
海外ではドルやユーロ建てで販売されているので日本円での販売金額が同じであれば円安状態のときは海外バイヤーは安く仕入れることが出来ます。

ロレックス サブマリーナ 126610LN(未使用品)の国内中古相場:215万円
2026年9月1日現在の円相場 160円=1ドルでは海外バイヤーは
上記商品を仕入れるのに約13440ドルが必要です。
円相場が170円=1ドルだった場合には上記商品は約12650ドルで仕入れることが出来ます。
790ドル(円に換算すると134,300円)も安く仕入れができることになります。
そうして日本市場で買いつけするバイヤーが増えます。
日本の在庫が海外に流れることで不足してきて需要に供給が追い付かなくなるので買取価格が上がります。
円安時には国内定価が値上げされることがある
ハイブランドの商品の定価も元々はドルやユーロ建てとなっております。
ということは、円安になれば国内定価の見直しが行われ値上げされるブランドも出てきます。
「新品は高くて手が出ないから中古で買おう」という人が増えてきます。
円安は中古品の国内需要も拡大するのでこれまた買取価格が上がります。
円高になると買取価格の相場が下がりやすい
円高の状態のときはブランドや商品によっては買取価格が下がってしまいます。
円高で買取価格が下がってしまいやすい商品
①エルメス、シャネル、ルイヴィトンなどの定番モデル
②元々流通数の多いもの
円高になっても買取価格が下がりにくい例外の商品
①ロレックスのスポーツモデル
②エルメスのバーキン・ケリー
上記商品は世界的に人気なこと、生産数の制限による流通在庫の減少、国内だけでも需要が多いことから
急激には買取価格が下がらず価格が維持されることもあります。
※国内在庫が潤ってくると買取価格が下がってきます。
円高で買取価格が下がる理由
円高時には海外バイヤーは日本の在庫の仕入額が高くなる
円安のときにも説明しましたが、海外ではドルやユーロ建てで販売されるので、円高になると仕入れの際に割高になります。

エルメス バーキン30 トゴ エトゥープ SV金具(未使用品)の国内中古相場:300万円
2026年9月1日現在の円相場 160円=1ドルでは海外バイヤーは
上記商品を仕入れるのに約18750ドルが必要です。
円相場が150円=1ドルだった場合には上記商品は約20000ドル出さないと仕入れることが出来ません。
1250ドル(円に換算すると187,500円)も高く出さないといけなくなります。
円安のときよりも海外への流通数が減るため供給量が追い付いてきますので買取価格は下がってきます。
国内の販売価格が下がる
円安時に強気で高く販売していたものがその価格では売れなくなり販売価格を下げざるを得なくなります。
それに合わせて買取相場も下がります。
販売店の在庫がダボつく
各ブランドの定番モデルや流通数の多い商品は中古の市場や販売店に在庫が残ってしまい買取価格が下がります。
需要に対して供給数が多くなると円相場が約6%しか下がっていなくても実際の買取価格はそれ以上に下がる場合もあります。
買取に出すのは円安のときが狙い目です
買取価格は「販売店の在庫量」「人気があるかどうか」「業者間のオークション相場」など為替以外にも色々な要素で決まります。
同じ在庫数があり、人気や業者間オークションの相場も同じ状態であれば間違いなく円安のときに売る方が高く売れるので狙い目です。
ですが、円安になるのを待ってから売るのは下記のようなリスクがあるので注意してください。
①使用していなくても状態が経年劣化するかもしれない
②その商品の人気が低迷しているかもしれない
③業者オークションで相場が下がっているかもしれない
この記事を書いた人
代表取締役社長
久保雅之
経歴
ブランド買取業界14年
ブランド買取ブランドハンズ社長
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