OMEGA(オメガ)の歴史|創業者や発祥地などを年表形式で紹介!

時計のアイコン 更新日2024年01月23日
OMEGA(オメガ)の歴史|創業者や発祥地などを年表形式で紹介!

OMEGA(オメガ)の歴史①(創業者や発祥地)

創業年 1848年
創業者 ルイ・ブラン
発祥地 スイス・ラ=ショー=ド=フォン

オメガは1848年に創業され、創業者であるルイ・ブランの時計工房が、積極的に機械化を進めたことで発展しました。

現在でも、当時ルイ・ブランの工房があったスイスに本社が置かれています。

 

オメガの時計の世界的な評価は非常に高く、特に耐久性の面で信頼されていて、1965年にはNASAの公式腕時計として採用されたこともあります。

また現在ではオリンピックの公式時計に採用されるなど、世界を代表するスイスの時計メーカーです。

 

OMEGA(オメガ)の歴史②(年表や沿革)

年号 出来事
1848年 オメガの原点となったルイ・ブランの組み立て工房
1880年 現在本社があるビエンヌに工場を設立する
1894年 名称が「Ω(OMEGA)」に決まる
1905年 スポーツイベントのタイムキーパーを務める
1932年 オリンピックのオフィシャルタイムキーパーに採用
1952年 スイスウォッチの代表格である「コンステレーション」誕生
1956年 耐久性に優れている「シーマスター」を発表
1957年 プロフェッショナルラインを作り出す
1965年 耐久性の高い腕時計「スピードマスター」がNASAに認められる
1967年 独立ライン「デ・ヴィル」を発表する
1999年 時計界初となる革命的脱進機「コーアクシャル」を開発
2010年 生まれ変わった「レディマティック」誕生
2016年 リオデジャネイロオリンピックでの世界新記録誕生に貢献

 

1848年:オメガの原点となったルイ・ブランの組み立て工房

オメガの原点となったのが、スイスの時計職人であるルイ・ブランが開いた時計工房です。

1848年、当時23歳であったルイ・ブランが、スイスのラ・ショー=ド=フォンに懐中時計の組み立て工房を開きました。

その工房では、当初は時計1つ1つを人の手で製作していましたが、機械を導入することで生産を積極的に進めていきました。

その結果、時計の組み立ての効率化が進み、時計メーカーとして成長していくことになりました。

 

1880年:現在本社があるビエンヌに工場を設立する

1880年、オメガはルイ・ブランの工房があったラ・ショー=ド=フォンから、現在の本社が置かれているビエンヌに工場を移転しました。

それから現在に至るまで、ビエンヌを拠点としてさまざまな時計の生産を行っています。

 

1894年:名称が「Ω(OMEGA)」に決まる

オメガという社名は、ギリシャ語の最後の文字であるΩに由来しています。

オメガはギリシャ語で「究極」という意味を持つ文字であり、社名となった理由には、1894年にオメガが自社で開発したキャリバー(時計の型番のこと)が関係しています。

当時のオメガでは、自社製のキャリバーを多数開発して人気を博していました。

そんな中で社名がオメガに決まったことから、その名前が示す通り「究極の時計を作っている」というオメガの自信の表れであると考えられています。

 

1905年:スポーツイベントのタイムキーパーを務める

1905年には、オメガの時計が16のイベントでタイムキーパーを務め、ここからオメガとスポーツの関係が始まりました。

 

1932年:オリンピックのオフィシャルタイムキーパーに採用

1932年のロサンゼルスオリンピックにおいて、オメガは全てのタイムキーパーを務めた初の時計ブランドとなりました。

一人の時計技師とクロノグラフによって、オリンピックにおける全競技の計時を行ったのです。

ここから、オメガとオリンピックの関係が始まることになります。

その後開催されたオリンピックにおいても、オメガは何度もタイムキーパーを担当することになりました。

その後もオメガは、オリンピックのたびに新しい技術も導入していき、より細かな計測を可能にしています。

 

1952年:スイスウォッチの代表格である「コンステレーション」誕生

1952年には、代表的なスイスウォッチの「コンステレーション」が登場しました。

そしてこのコンステレーションは、高い品質と優れた精度から非常に人気の高い時計となりました。

もともとコンステレーションという名前は、「星座」という意味を持っています。

メダリオンに描かれている8つの星は、20世紀にオメガが達成した時計の精度にまつわる「8つの記録」を表したものです。

また、コンステレーションに星と天文台が刻印されているのは、精度の記録が天文台で認められたものであるからです。

 

1956年:耐久性に優れている「シーマスター」を発表

オメガは1956年、耐久性で高い評価を受けた「シーマスター」を発表しました。

このシーマスターは、航空機に縛り付けてカナダからアムステルダムへ飛行させることで耐久性をテストした時計としても有名です。

耐久テスト中には低温や風に9時間も晒されたシーマスターでしたが、テスト後も正しく機能しており、時刻も正確であることが認定されました。

その結果、オメガは時計の耐久性でも非常に高い評価を得るメーカーとなりました。

 

1957年:プロフェッショナルラインを作り出す

1957年には、オメガの歴史上伝説となる3つのモデルとして「スピードマスター」「シーマスター300」「レイルマスター」が発表されました。

 

スピードマスター

スピードマスターは、NASAの宇宙探査にも取り入れられ、ムーンウォッチの別名でも有名になりました。

シーマスター300

シーマスター300は、より高い耐久性が求められる海底探査でも用いられる時計です。

レイルマスター

レイルマスターは、1,000ガウスまでの耐磁性を持ち、その精度の高さから高く評価されることとなりました。

 

1965年:耐久性の高い腕時計「スピードマスター」がNASAに認められる

上でも述べたとおり、「スピードマスター」は、1965年にNASAの宇宙計画で用いられる時計としてのテストを受けることになりました。

その結果、スピードマスターはテストを唯一耐え抜き、認証を受けることができた時計となりました。

そしてスピードマスターは実際に、宇宙における有人飛行や船外活動の際に用いられることになりました。

そして現在も、NASAではスピードマスターが用いられています。

このように、宇宙に関する歴史の中でスピードマスターは重要な存在となっています。

 

1967年:独立ライン「デ・ヴィル」を発表する

オメガは、1967年に「シーマスター・デ・ヴィル」から「シーマスター」の部分を取って独立ラインとしました。

デ・ヴィルは、シンプルなデザインと高性能なムーブメントが組み合わさっていたことで、高い評価を受けました。

美しいフォルムを備えているだけでなく、バリエーションも豊富であったことから、多くの人々からの人気を集める時計となりました。

現在でもデ・ヴィルのラインでは、最新技術を取り入れた美しい時計が製作されています。

 

1999年:時計界初となる革命的脱進機「コーアクシャル」を開発

オメガは1999年に、時計メーカーとして初のコーアクシャル脱進機を発表しました。

脱進機としては250年ぶりに開発されたこのコーアクシャル脱進機は、機械式時計製造史の転換点となりました。

オメガが開発したコーアクシャル脱進機は、摩擦が低減されていることで、これまでの時計より注油を少なくしながらも高い精度を備えることに成功しています。

この脱進機は発明家であるジョージ・ダニエルズが生み出したもので、時計製作における新しい時代の始まりとなりました。

 

2010年:生まれ変わった「レディマティック」誕生

オメガは2010年、新しいムーブメントを搭載した「レディマティック」を発表しました。

レディマティックとは、オメガが初めて開発した女性用の腕時計でした。

中でも2010年に発表されたレディマティックは、この女性用腕時計に最新の技術を取り入れたものとなります。

新しい素材を使用したことによって、正確さだけでなく、見た目の美しさや使いやすさも大きく改良したものとなっています。

こうして新しいレディマティックは注目を集めることになりました。

 

2016年:リオデジャネイロオリンピックでの世界新記録誕生に貢献

オメガは、1932年から27回のオリンピックにわたってオフィシャルタイムキーパーを担当しています。

オメガはこれまでも、正確な計測ができるようにさまざまな技術や機材をオリンピックに合わせて投入していて、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、28の世界新記録と65のオリンピック記録誕生に貢献しています。

このように、オリンピックで正確な計時を残しているオメガの技術は現在も高く評価されていて、世界屈指の時計ブランドとなっています。

この記事を書いた人

代表取締役 久保

代表取締役 久保

ブランドハンズの代表取締役社長
ブランド買取業界歴10年

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