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切手の買取といえばまず頭によぎるのは未使用品だけでしょう。
切手は通常、使用を目的としている前提でそれぞれの買取店で買取をしています。
しかしそんな切手の中で使用済、消印があっても高価買取が期待できる切手があります。
それは中国切手です。
中国切手はモデルによって買取価格も様々ですが発行部数の少ないレアなシリーズに関しましては未使用品を見つけるのも困難になります。
そのため消印ありの使用済み切手でもその希少価値から高価買取になりやすいのです。
子ザルとも言われており、いまから40年前の1980年に発行されたプレミアム中国切手のひとつです。
この頃の中国では切手収集が禁止されており、実用物である切手を国外へ輸出することも禁じられていたため非常にレアな中国切手となっております。
こちらの切手は中国切手の中でも幻と言われるほどの希少価値となっている代物です。
発行されたのは1968年ですが、発行してからすぐに印刷ミスが見つかったため発売が中止になりました。
そのため市場への流通数が極めてすくないので買取相場は高騰しております。
状態の良い未使用品ならば4~5千万円とも言われており、使用済みで消印が押してあるものでも数百万円での買取が期待できます。
毛沢東主席がモチーフの中国切手は多種ありますが「毛主席の最新指示 文10」「毛主席の立派な兵士・劉英俊 紀123」「毛主席の長寿を祝う語録 文1」「毛主席の長寿をたたえる 文2」「毛主席像(中国共産党46年) 文4」「毛主席詩詞 文7」「毛主席は赤い太陽 文6」などは買取相場も高いのでそれぞれが揃っている状態なら使用済みであっても高価買取が期待できます。
一言で使用済み・消印ありの中国切手といってもその押され方などでも買取価格は変わってきます。
例えば種類も状態も全く同じ切手で片方は消印の文字がかすれていて読みにくい。
もう片方はしっかり押されていて消印の文字もくっきり読める。その場合は後者の方が価値が高くなります。
そうです。
消印は文字がハッキリ読めるかどうかで価格は違うのです。
また、切手の中央に丸型で押されている消印を「満月印」と言い端に押されているものと比べるとかなり価値に差があります。
当時の郵便局員が無作為に作り出した偶然の産物になりますのでレア切手の満月印は超激レアになってくるでしょう。
使用済みの中国切手を買取の際には当然の如くハガキや封筒のままよりもはがしてある方が査定額は高くなります。下記に切手をはがすオススメの方法「水はがし」のやり方をご紹介しますので参考にしてみてください。
切手の周りに数ミリ程度の余白を残してハガキや封筒を切り取ります。
洗面器やバットにぬるま湯(35℃くらい)を用意し切手を浮かべます。
おおよそ5~10分で自然に切手と紙が分離してきますので回収します。たまになかなか剥がれない切手もあります。その場合は焦ったり無理にはがそうとせずに待つことが重要です。
ぬるま湯が白く濁ったら替えます。この時に一度にすべてを入れ替えるよりも少し残しておいて次のぬるま湯を足す方が中国切手が傷まないようにするためのコツです。
ぬるま湯から上げた中国切手はタオルに挟み込んでプレスしたりなどで水気をとります。
紙の上に置いて生乾きさせる。しっかり水切りをしていれば1~1時間半ほどで生乾き状態になります。この時使う紙は無地のものを選びます。新聞紙や雑誌などを使用するとインクが移る可能性がありますのでご注意ください。
生乾き状態になったらページ数の多い電話帳などに挟みこんで重さでプレスします。2~3時間ほどでまっすぐ伸びた切手が完成です。
インターネットでは切手のはがし方について色々な方法が掲載されております。
布をあててアイロンをかける、冷蔵庫に入れておく、濡らして電子レンジでチンする、ドライヤーを使うなど、これらの方法はシールのはがし方に相当しますが
中国切手は古いという事もあり非常にデリケートです。
切手を傷める恐れがありますので注意が必要です。
水はがし以外の方法はあまりオススメしません。
使用済みや水はがしをした中国切手はピンセットを使いストックブックなどに保管しておくことで状態を保持できます。
中国切手の保管の際には出来るだけヒンジ(固定テープ)は使わない方が良いです。ヒンジを使用すると跡がつき買取価格が下がる原因になります。
この記事を書いた人
代表取締役 久保
ブランドハンズの代表取締役社長
ブランド買取業界歴10年
ブランドハンズ
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